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小中連携の意義、必要性。 [社会科]

 残務やら、研究やら、なんやらの仕事が山盛り。その前に頭の整理。

 前任校でも、取り組んでいた小中連携教育。進める難しさ、小中の学校教育に対する考え方のずれ・ちがい、時間的な余裕のなさ、ねらい・目的がはっきりしないことなどから、とても苦労した。それでも、小学校の立場として、中学校の先生や子供たちと一緒に授業をしたり、現状を交流したりする中で得るものは大きかった。

 小中連携は、そもそもなぜ必要なのか?(前任の地区では、数年前から幼・保・小中連携)小一プロブレム、中一ギャップと言われるニュースになる派手な面だけなのか?

 まだまだ現場教員の一人として、できることは限られているが、国や教育委員会からやれ!とあるからやっているのではない!という大前提のもと・・・

 義務教育のねらいを達成していくためにも、今の目の前の1年間だけでなく、

 中学校までの9年間は最低限見越した考え方や取り組みが必要になっているのだろう。

 昔から言われていることだろうが、

・根本的な授業の進め方のちがい(一斉や暗記の増加、素晴しい中学校の先生もたくさんいる!が・・・)
・生活指導や部活指導のウェイトの増加(小学校でも生活指導は増加中かも・・・)
・家庭学習ができないときびしい(予習、復習)
・定期考査や高校受験の弊害
・教科担任制
・不登校の増加

 まだまだあるのかもしれないし、これはちがうということもあるかもいしれない。

 前置きが長くなったが、上から夏休みの講座として、小中連携で授業を行いなさい!という話がある。結局は小学校側主導で、どこが連携なんだかよくわからないまま終了しているようだった。

 ので、異動してきた昨年から、中学校の先生にも少しずつ入り込んでもらっている。

 自己紹介や授業の一部を担ってもらう、声を掛けて回ってもらう、中学校への希望をもたせるお話などなど、いろいろと協力してもらった。

 相変わらず、自分の力不足で長引いたが・・・

 授業中も後も、中学校の先生と話をする子供たちがたくさんいたし、少しかもしれないが「中学校」をイメージできた子もいたよう。。。

 じゃーおしまいではなく、交流の機会をまた作ったり、小学校の責任としてここまでは指導や声を掛けたりするなどして、継続的な働きかけや意識付けをしていきたい。

 当たり前のことだが、47都道府県と県庁所在地の位置・名称、主な国と首都の位置と名称、歴史の時代順、歴史人物の名前などの習熟が上がるように地道に努力をしている。すぐにはできないし、全員ができるのはきびしいが(子供たちには全員!と言い続けているけど)、大切なこと。

 小学校は、楽しかった!できた!ではなく、6年生には、そろそろ楽しんだ!わかる!中学も楽しもう!できるはずだ!と自信をもてる子供たちを育てたい。

 まぁ、個々、そこにちがいはあっていいのだけど。

 さっ、ぼやいていないで、働こう。。。
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